長生術の一般操作【総まとめ】

慣れてに内は、自身で「1・2・3・4・5・6・7」とリズムを取って数えながら実施するのがおススメ。患者はリズムが遅すぎても早すぎてもイライラするので、まずは適切なリズムが取れるよう癖付けるように。これは、背臥位上肢に限らず、全ての長生に当てはまる。

 

先生曰く、背臥位上肢のポイントは「施術者の母指から前腕・上腕を一直線にしてアプローチすること」らしい。母指を尺屈したら一直線になるので、ぜひやってみて!

 

順番は以下の通り。

 

ちなみに回数は「勉強中は7回だが、臨床においては臨機応変に変えてOK」と。なので、先輩方が言う「3回」と異なっていてもOK。

「側面から前腕45度の角度で押す手技」の全てに共通しているが、患者から一定距離を開けていないと体重圧を加えられない(前腕45度の角度にならない)。

 

 

伏臥位での一般操作

 

※「下半身+下肢」に関しては「一般操作:伏臥位(下部体幹+下肢)」を参照

 

※「上部体幹+上肢」に関しては「一般操作:伏臥位(上部体幹・上肢編)」を参照

 

伏臥位:下半身

 

  1. 手掌軽擦(肩から足先まで)
  2. かに歩き(胸椎から腰椎まで)
  3. 六指紋(頸椎7番から棘突起に当てるように仙骨孔まで。常にどちらかの手は触れておく)
  4. 腰部ろとう(腰部の中央・上部・下部)体重移動で上下に回すように(えぐるように回す。腰部の横幅があり筋ボリュームがある人(あるいは手が小さい人)は手を(横幅に合わせてズラしつつ)重ねることで腰部を両手で覆うようにフィットさせてもOK。
  5. 中殿筋押圧ベッドと水平に。体軸とも平行に(つまり頭側や尾側を向かない)。
  6. 大殿筋押圧(大転子より頭・背側の色々を刺激、+梨状筋をベッドと平行な角度で)
  7. 坐骨結節(坐骨結節を尾側から頭側へ向かって刺激)かなり強くてOK。体重移動でスコップで掘るような(えぐるような)感じになる。反対肩に向かって体重移動。
  8. 坐骨神経(包み込むながら坐骨結節~大腿遠位の正中まで「母指球+母指圧」になるよう体重を乗せる)。
  9. 膝窩(四指で刺激。痛みを感じやすいので注意。授業ではやらなかったが、研人会リストには載ってる。膝窩(下腿近位のやや内側にツボがある)。
  10. 腓腹筋(掌全体を包み込むように。自分の大腿の上へ乗せて・下腿の真ん中くらいは過敏なので注意)
  11. 大腿外側・下腿三頭筋を外側から把握(「大腿筋膜張筋を水かき部分で把握」「下腿部分は(側面ではなく)下腿三頭筋全体を把握しつつ、ゆする」感じ。これは先生曰く母指圧ではないとはっきり言われた(だた、結果的に水かき部分・母指にも圧は加わる)。とにかく、大腿のように側方への圧を重視する方法ではない」という点に注意。長生とは異なるが、把握しつつ脛骨背側のキワの骨に沿って圧迫してあげるとツボがある)。大腿筋膜張筋は皮膚を詰めようとしないこと!皆に痛がられるので純粋に水かき部分を接触して軽く振幅させる程度にする。
  12. アキレス腱(ふくらはぎ下部から両母指をクロスするように押圧。アキレス腱は「折母指で押圧・外果+内果をこするように」とのことだったが、「そのまま母指クロスで(把握は無しで)押してあげても気持ちが良い」と大橋さんより)。
  13. 足底押圧・足指引き離し(肘を広げ四指で刺激・母指で押圧。一本ずつ指の付け根から伸ばす、その際に片手で足首を支える)。

    足底押圧は、尾側へ向かい、「足の甲から包み込むようにすくいつつ押圧」とする。そのまま両母指で体重移動にて押圧。「ゆうせん」というツボを押すよう習ったが、その後「色々と押してあげてOK」とのこと。

  14. 足裏叩打(尾側に向かて正座。その際に内側の手で足背からすくう。『土踏まず』を、対角線で逆の腎臓に向かって肩が揺れるくらい強くてOK。これは30回)。
  15. 大腿直近ストレッチ(膝深屈曲し大腿直筋を伸張。内・外へ踵が来るように⇒つまり内・外旋も伴いつつ実施し、内側広筋・外側広筋のストレッチも。ストレッチした状態で足関節背屈ストレッチ・底屈ストレッチ)。
  16. 足首クルクル(膝90°屈曲位にて内・外果より近位を把持。前側部をは指示しつつ足首クルクル。足底から把持するのではなく、足背から把持⇒つまりは下からは死すると滑らかに回る。時計回り+反時計回り)。おまけに、膝関節90°屈曲位で「足趾の牽引」や「足部を捻じることでの内外反ストレッチ」を実施してあげてもOK。
  17. 踵押圧(肘を開き踵を締める)+足関節の離開
  18. 膝回し(尾側へ向かって正座。内側手で大腿遠位を押さえて固定しつつ、反対手でクルクル回す。最初は小さく、徐々に大きく)。
  19. 仙腸関節(仙骨引き下げ。仙骨3番目を押さえ膝を落ち挙げる→仙骨引き下げを意識)。

    骨盤近くに、やや尾側へ向かって正座。膝屈曲位で尾側手を内側から下腿遠位を救いあげる(膝は折れた状態になる)。肘は伸びた状態で、仙骨を尾側へ向かって押す。ポジショニングが決まって押す際は前腕が脊柱に触れる感じ。これで前腕長軸と脊柱が平湖になり、仙骨を尾側方向へ押せれる。

  20. 仙骨脊髄神経刺法(かなり強めに行う。頸椎が弱圧・腰椎が強圧だとすると、仙骨部は超強圧)。
  21. 腰部ろとう(ここで、最初に施術した際の腰部の緊張を比較する)。

 

伏臥位:上半身

 

  1. 僧帽筋の折母指把握+肋間刺激(僧帽筋を折母指把握居た状態で、「4指肩甲骨内側部+前鋸筋ライン刺激」⇒「示指・中指での肩甲骨内側縁刺激」)
  2. 肩甲骨まわり(肩甲棘下縁のラインに沿っての刺激)
  3. 上肢上腕前腕手部
  4. C7横」+「僧帽筋ライン」(or腕神経叢刺激)に対する母指圧迫。
  5. 頸神経部頸椎に対して)⇒様々なパターンあり!

    補足として、猫つかみのホールドをC7で実施し、母指で椎間を離開するような刺激を内尾側へ軽い振幅を入力しつつ、頭側へ刺激を移行させていく(振幅は目的で合って、結論ではない)。

    重ね母指でもOK。この場合は重ねる方の手が前頸部に当たって不快にならないように注意する(側臥位で実施する方法を、ここでも実施するということ)。

  6. 大後頭神経(両母指で目に向かって斜めに押圧:頭蓋骨を締める手掌で包み込むように行う)
  7. 背部軽擦(おまけ)

 

この記事では、患者伏臥位で施術者は左側へ位置しての手法を想定してる。全てにおいて、左側に自身が位置していることをイメージしつつ観覧すること。

 

+αの手技

 

脊髄神経刺激法

臀部⇒かなり強めに!思いっきり!ジンジンくるくらいが丁度よい

頭頚部・頸胸移行部⇒これだけ立ち位置が違う(頭側に、尾側へ向かって位置する)

 

 

背臥位

 

※「下肢」に関しては「一般操作:背臥位(下肢)」を参照

 

※「上部体幹+上肢」に関しては「一般操作:背臥位(上肢+頭部+胸部編)」を参照

 

背臥位:上半身

 

  1. 合谷(合谷を親指と示指ではさみ、母指でトントンと圧を加える。握手すると密着感UP!!でおススメ)
  2. 指関節緩め絞り込み(親指から一本ずつ、側面・上下緩めて・関節を緩めて・抜く)
  3. 手の甲をホウキで緩める
  4. 手掌全体の母指圧迫・手掌ひろげ
  5. 橈骨神経(「肘の曲池から合谷まで:親指側」という考えも)
  6. 正中神経(手を持ち替え「前腕の内側・真ん中・手掌全体で把握し押圧」)
  7. 三角筋把握(手掌全体で把握し、円を描くように)
  8. 上腕三頭筋(腋窩から肘まで。特に筋腹だけではなく腱もしっかり把握すること!)
  9. 上腕二頭筋(手を持ち替えて、肩関節下から肘まで。筋腹を母指で押さえると痛いので把握をする人)
  10. 折母指で腋窩刺激+肩関節内転しつつ、腋窩神経を折母指で刺激(この時、鎖骨に指を触れておくと⑪へスムーズに移行できる)
  11. 上肢の天井側引き上げ
  12. 肩関節回旋(握手するようにし、自分の方に少し引きながら徐々に小~大)
  13. バンザイして、手根押圧(肩甲骨~上腕近位を畳側へ押し付ける)
  14. (上肢を尾側へチョッピリ牽引しつつ)肩甲帯を背側へ押し込みストレッチ(+αで手首を両手で軽く握り、波打つように引くのもアリ)
  15. 第7頸椎引き上げ(外側手で肩を軽く押さえ、内側手で第7頸椎から掻き出し)
  16. 腕神経叢の掻き出し(片手・両手。胸骨の上まで滑らせてくる)

 

最近では⑤~⑨に関して以下のようでもOKということになった。

こちらの方が、流れがスムーズ

三角筋把握

上腕三頭筋把握

橈骨神経

 

手を持ち替えて

上腕二頭筋把握

正中神経

 

先生曰く、背臥位上肢のポイントは「施術者の母指から前腕・上腕を一直線にしてアプローチすること」らしい。母指を尺屈したら一直線になるので、ぜひやってみて!
 

背臥位:下半身

 

  1. 大腿前面(大腿四頭筋を把握しながら45°の角度で振幅:1か所7回・膝直上まで)

    大腿手根圧迫(尾側手は膝蓋骨に触れ、頭側手根を前腕回外位で圧迫)

  2. 側面から腸脛靭帯振幅(手関節背屈・母指は寝かせた状態で、腸脛靭帯へ母指圧を加えつつ振幅)。⇒「腸脛靭帯と外側広筋のキワ」への母指圧を追加してもOK。このアプローチは詰めすぎると「抓られているみたい」と言われるので「把握はしないほうが無難」。
  3. 側面から前脛骨筋を振幅(手関節背・母指は寝かせた状態で、前脛骨筋へ母指圧を加えつつ振幅)
  4. 下肢屈曲位で脛骨神経の掻き上げ(下腿三頭筋正中部に、外側手の4指指紋部を当て内外側への刺激)⇒「内側手で膝内側へカウンターを当てつつ、外側手を折母指にして前脛骨筋圧迫」を追加してもOK。
  5. 坐骨神経の掻き上げ神経(今まで頭側へ向いていたが、尾側へ向き変える。下肢屈曲位のまま外側手の4指指紋部をハムストリングス正中部へ当て、軽く輪状するように外側へ掻き出すイメージ。くすぐったい人もいるので注意)。
  6. 下肢屈曲位で内転させることで腸脛靭帯を伸張(ASISを固定しつつ伸張)⇒そのまま頭側を向きつつ「内側手で膝内側にカウンターを当てつつ、外側手根で圧迫してあげる(ウィルワンと同じ手技)」を追加してもOK。
  7. SLR(反対大腿をPT内側下腿で押し付けて固定しつつ、PT右肩へ患者下肢を乗せてハムストリングスを伸張。内側手で膝伸展位を保持させつつ、外側手で足関節背屈ストレッチも可能)
  8. 下肢屈曲させ股関節をエンドレンジまで曲げる(⑧と同様に、反対大腿をPT内側下腿で押し付けて固定しておくことで代償を予防。若干内転位での深屈曲・若干外転位での不快屈曲も含めて3パターン実施すると良い by 先輩)
  9. 股関節をエンドレンジまで曲げつつ内回し・外回し(大きく回すのもアリだが、詰まるのは屈曲エンドレンジなのでそれを強調してあげる)
  10. 膝関節90°屈曲位にて膝をクルクル(あまり気持ち良くない)
  11. 下腿三頭筋のストレッチ

 

 

側臥位での一般操作

 

詳しくは以下も参照⇒『側臥位の一般操作

 

側臥位手技の手順は以下の通り。

 

  1. 下肢へのアプローチ
  2. 大殿筋への母指圧or手根圧迫
  3. 脊柱起立筋(棘筋)の母指振幅圧
  4. 体側に手を乗せて「上腕把握(+三頭筋圧迫)」と「腕橈骨筋圧迫」
  5. 前方で手を組んでもらい「肩甲骨内側縁」「肩甲骨」「三角筋正中部」への刺激
  6. 「母指での腋窩圧迫」をしながら肩甲帯を「挙上下制」「前後回転」
  7. 胸鎖乳突筋(本来は7・8が逆だが、立ち位置の関係上、バンザイ缺盆より先に実施することにした)
  8. バンザイ缺盆
  9. 頸椎二線揉捏
  10. 頸椎2線揉捏(揃え母指) オプションで「包丁研ぎ」
  11. 側頭部に対する「4指揉捏」と「両手手掌圧迫」
  12. 肩甲挙筋ストレッチ+胸椎椎間関節への刺激(伏臥位による腰椎刺激のオプションも記載)

 

 

身体アライメントの特徴(シュロス法概念も含む)

 

C2の回旋変異について

右利きの人のC2棘突起は、大体が左へ変異している。

by館長

 

骨盤周囲筋の拘縮について

利き足側の骨盤周囲が拘縮している人が多い。

従って、そちら側をまずはスラストしてあげると動きが良くなる。

by館長

 

中部胸椎は棘突起を押して疼痛誘発させてみる

棘突起を触れていくと、特に中部胸椎は変異が分かりやすい。

で、最終的に変異しているかどうかは「逆方向へ棘突起を押してみること」だ。

by自分

 

シュロス法では「胸椎では右凸のケースが非常に多い」と考えている。

その理由は心臓の位置が左にあるから。

その上で、側弯を4パターンに分かれている。

私の場合も「胸椎右凸・腰椎左凸(右肩が挙上している)」という特徴がある。

治療の案としては、筋収縮を用いたものもあったが、マッケンジーの側方グライドも良いヒントになると感じた。

 

長生学園の研人会でも一般操作は何度も学んだ

 

長生学園には「研人会」という学生同士による施術勉強会が開催されており、以下の「手作り手順表」を参考にしながら先輩方が基本を教えて下さった。

 

一般操作の順序が記載されているが、学校の授業で学ぶ際は以下と順序が異なったり、別の手技を教わることもある。

以下は「数ある順序の一つ」として参考にしてみてほし

 

長生術 一般操作1
長生術 一般操作2

 

一般操作の順序が記載されているが、学校の授業で学ぶ順序とは異なっていることもあったり、別の手技を教わることもある。

なので、上記は「数ある順序の一つ」として参考にしてみてほしい。