側臥位あん摩ー肩背・腰部は以下の通り。
- 後頸部小指軽擦
- 側頸部四指軽擦
- 頸部1線母指揉捏
- 頸部2線母指揉捏
- 頸部3線母指揉捏
- 後頭下線母指揉捏
- 頸部1線母指圧
- 頸部2線母指圧
- 頸部3線母指圧
- 後頭下線母指圧
- 頸部全体叩打(切打) + 頸部全体曲手(煽り手)
- ①②の軽擦
以降は、左側臥位を想定して記載
後頸部小指軽擦・側頸部四指軽擦(右側臥位で左頸部アプローチを想定)
3回ほど軽擦する。
後頸部小指軽擦
1線(棘突起横の筋腹)を小指球で尾側⇒頭側へナゾルように軽擦。
側頸部四指軽擦
横突起ラインを4指で尾側⇒頭側へナゾルように軽擦。
後頸部・側頸部ともに手の場所はほとんど変わりない。位置はほとんど変えずに「小指球」or「4指」のどちらを用いるかで部位を変えるだけ。
頸部1・2・3線母指揉捏(左側臥位を想定)
頭背側へ位置し、首の付け根に右母指を当てて、他の4指は頸部を下からすくうようにホールドする(頸部は揉捏する際に不安定なので、このようにホールドすることで安定性がグッと増す)。
で、左手母指を右手へ重ね(重ね母指)、4指はフワッと鎖骨に当たる様にする(左手4指を強く握ってしまうと不快なので注意すること!!)。
「重ね母指」の両母指は「ハの字」になるように当てる。
それで「線状に漸増漸減」「輪状に漸増漸減」「普通に輪状」でも良い(指圧は普通に圧すればOK)。
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⇒「長生ー側臥位編」
⇒「伏臥位:上部体幹・上肢編」
1線は斜め45°の角度で、なおかつ頸部前面をホールドすると不快なので、意外と難しい。
頸部をベッド側へ回旋したり、自身も斜めから圧するなどの工夫が必要。
頸部1線母指揉捏
頸部1線とは棘突起の横にある筋腹を指す。
線状揉捏・輪状揉捏のどちらでも良いとのこと。
頸部2線母指揉捏
頸部2線とは棘突起の横にある「1線の筋腹(僧帽筋?)」と「その外側にある筋腹(胸鎖乳突筋?斜角筋)」の間にある溝『頸溝部』を揉捏していく。
ここは、猫の首ねっっこを掴む際に当たる場所(悪いことをした子供の首根っこを掴む際に引っかかる場所)と覚えると良いとのこと。
頸部3線母指揉捏
胸鎖乳突筋のラインなので「母指揉捏」と記載しているが、4指(輪状)揉捏でも良いのではと先生は言っていた。
胸鎖骨頭の若干尾(腕神経叢部のコリコリ)から頭側へ向かって揉捏していく。
過敏なので1・2線よりも愛護的に。
3線の別法:頸動脈反射(へーリングブロイエル法)を用いた4指圧迫(おススメ)
3線に関しては別法を生井先生はおススメしていた。
へーリングブロイエル反射で、文字通り(色んな所へ迷走している)迷走神経が抑制されてリラックスすることが出来る。
乳様突起を起始部とした胸鎖乳突筋を、胸骨頭ラインを基準に「下顎角より若干尾側」で「胸鎖乳突筋の前縁(胸骨頭の前縁)」に沿うように「右手4指」をフックさせるようにして圧迫する。
体幹が後方に倒れていて頸部が伸展していたら、胸鎖乳突筋が伸張して頸動脈の拍動をとらえにくい(4指を引っ掛けにくい)ので、しっかり体幹はベッドと90°の角度に立てておく。
1分間軽くホールドして頸動脈反射を誘発させれば、胸鎖乳突筋は緩む。
4指を引っ掛けてホールドし、反対手の固定は必要ない(頸動脈を圧迫しているだけなので)。
左右どちらの指で実施してもOK。
- 右手で触れる場合は、患者にそっぽを向くような歩行肢位
- 左手で触れる際は、頭背側へ位置し、尾背側へ向くようにそっぽを向くような歩行肢位
後頭下線母指揉捏(左側臥位を想定)
後頭下線を母指揉捏「C2棘突起⇒乳様突起(中心から外側)」まで実施する。
亜門・天柱・風池・かん骨のライン。
包丁を研ぐような動きで首の付け根・横突起・腕神経叢付近をアプローチ
前腕回内位で、母指と示指をクロスし「中指・薬指・小指」を揃える。
その状態で「中指・薬指(小指は皮膚に触れている程度)」に圧を加えつつ、包丁を研ぐように尾側へ「スコップを掘るような刺激圧」を加えていく。
手順は以下の通り。
- 患者は側臥位で、PTは患者の頭側へ立つ。
- 前述した状態で、当該の筋へ指を当てる。
- 手前へ皮膚を引くことで皮膚のダブリを取り、そこから(しっかりと加圧した状態で)前方へ「包丁を研ぐように押し出すこと」で筋へ刺激を与える。
皮膚のダブリを取った範囲くらい押し出す。つまり、押し出す範囲を広くし過ぎない。
最初はゆっくりしか出来ないかもしれないが、繰り返し実施することで、テンポよくスピーディーにできるようになる。
「テンポ」「スピーディー」を意識しすぎると筋膜の表面をなぞっているだけになってしまう(小岩さんに言われた)。なので、テンポよくスピーディーに実施できるようになっても「加圧した状態での包丁研ぎ」となるよう注意するのがポイント。
天中・風池・亜門を目に向かって押す
ヘルメットを脱がすように。
反対手は額を固定。
重ね母指が本来のアプローチだが、首が動いて難しい。
